Dentalism 26号
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歯科治療中でも楽しくおいしい食事を。やわらかごはんソースセットが人気。 歯科治療中や、噛む力が弱くなり硬いものや大きいものが食べづらいなど、毎日の食事が困難になる場合があるだろう。そんな場合の食事はおかゆが定番だが、森永乳業グループの病態栄養部門であるクリニコが開発した「やわらか亭」はやわらかく炊いたごはんが食べられると人気だ。 釜で炊き上げるのと同様、無菌米飯技術を用いて国産米を1膳ずつ炊いたごはんは、米の風味が活きてふんわりやわらか。しかも、ごはん粒がそのまま残っているため満足感もある。ごはんだけでなく、「カレーライス」や「中華丼」「麻婆丼」など、セットになっているソースもじっくり煮込んであり食べやすい。 また、カルシウムやマグネシウム、たんぱく質、鉄など不足しがちな栄養素を補給できるのもメリット。常温で保存でき、温めずにそのまま食べることもできる便利さも評判だ。温める場合でも、容器ごと電子レンジで約1分10秒加熱するだけ。在宅高齢者や硬いものが食べにくくなった人におすすめの商品だ。15 Dentalism 26 SPRING 2017カレーライスCiメディカル「新商品・セールのお知らせ」2017年3月号掲載商品に関する問い合わせ/クリニコ   0120-52-0050麻婆丼中華丼神奈川歯科大学 社会歯科学分野山本龍生 教授硬いものが食べにくくなると抑うつの危険度が1.24倍に。 抑うつ状態の人は健康な人に比べてむし歯や歯周病が多かったり、歯が少なかったり口が乾燥していたり、歯や口の健康状態が良くないと言われている。しかし、ほとんどの研究では一時的に得られたデータを分析していたために、これまでその因果関係の有無や方向はわからなかった。 そんな中、神奈川歯科大学 社会歯科学分野の山本龍生教授らの研究により、硬いものが食べにくくなった人や歯が全くない人は、そうでない人に比べ、抑うつ状態となるリスクが高いことが示された。この研究は、19の自治体に在住する、要介護認定を受けていない65歳以上の14279人を対象に調査。半年前に比べて硬いものが食べにくくなった人はそうでない人に比べて、抑うつ状態になるリスクが1・24倍高かった。また、歯が全くない人は20本以上ある人に比べ抑うつリスクが1・28倍高かったという。 高齢者にとって食べることは大きな楽しみであり、友人や知人との食事は社会参加という意味においても大変重要だ。硬いものが食べにくくなることや歯を失うことは食べる機能の低下だけでなく、高齢者の心の健康まで損なわせてしまうこともある。この研究によって、精神保健の観点からも口腔環境を健康に保つことの重要性が示されたのではないだろうか。■歯数および「固いものが食べにくくなったかどうか」と 抑うつの危険度1.601.401.201.000.800.600.400.200.00いいえ(5,856人)基準1.00基準1.001.24※1.28※1.141.16 (※統計学的に明らかな差)はい(1,437人)20本以上(3,067人)10~19本(2,046人)1~9本(1,647人)固いものが食べにくくなった歯の本数0本(755人)

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