Dentalism 26号
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 インプラント治療は、材料であるチタンと骨が結合することで達成される。チタンと骨を十分に結合させるには、通常3カ月以上の治癒期間を待たなければならないが、その後のチタンと骨の接触率も50%程度であるという。また、インプラント治療は外科処置を伴い、様々な炎症が発生するというリスクもある。 東京医科歯科大学大学院の上野剛史講師らの研究グループは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の小川隆広教授らと共同で研究。チタンに紫外線を照射すると、炎症時に発生する酸化ストレスの原因物質である活性酸素種の発生を抑えら生体にやさしい高性能なインプラントへ。チタンへの紫外線照射の有効性を確認。れることを発見した。 研究グループは骨芽細胞内の活性酸素種の発生レベルを従来のチタンと紫外線照射チタンで比較。その結果、紫外線照射チタンでは活性酸素種の発生が40から50%まで抑えられ、活性酸素種によるDNAの損傷レベルも50%減少。さらに炎症反応のマーカーである炎症性サイトカイン量も紫外線照射チタンで有意に減少し、抗炎症効果を持つことが証明された。 インプラントに特定の紫外線を照射する技術は光機能化と呼ばれる。製造から時間が経ち、結合能力が低下したインプラントに光機能化の処理を施すと結合能力が回復することは過去の研究で明らかになっている。抗炎症効果をもつインプラントであれば、術後の早期で良好な治癒を促し、成功率の高い治療も可能だ。超高齢化社会の現在、より生体にやさしく、性能の高いインプラントが求められている。東京医科歯科大学大学院総合研究科上野剛史 講師13 Dentalism 26 SPRING 2017従来のチタン紫外線処理チタン従来のチタンでは緑色の活性酸素種が多く検出されるが、紫外線照射チタンではほとんど検出されず、赤色の細胞骨格もよく広がっている。 毎年値上がりしている国民年金保険料。1年で約20万円とかなりの金額になる。少しでもその負担を軽減するために、前納制度を利用している人も多い。国民年金保険料の前納とは、保険料をまとめて前払いすることで割引になる制度。6ヶ月、1年、2年と前納期間があり、期間が長いほど割引額が多くなる。これまで2年前納は口座振替のみ利用可能だったが、4月より現金やクレジットカードでの納付も可能となった。 毎月納付と比べ2年前納をすると、現金納付の場合は15640円の割引。口座振替の場合は14460円の割引となる。加えて、クレジットカードの場合は各カード会社のポイント還元があることが多い。還元率が1%の場合、約4000円分のポイント獲得となり、さらにお得。この流れに乗じて、ポイント獲得キャンペーンを実施しているクレジットカード会社もあるほどだ。 平成29年度の口座振替、クレジットカード支払いの申し込み期限は2月末で終了しているが、現金納付については4月でも手続きが可能。詳しくは日本年金機構のホームページをチェックしてみては。割引が適応される国民年金の2年前納。現金やクレジットカード納付が可能に。

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