Dentalism 25号
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 2カ月に1度、街角の歯医者さんが寄席に変身します。えっそんなことアリ? あるんです。大阪・池田市の「こいし歯科」。まるで劇映画のセットのような「ほんまち通り」に面した医院の待合室で8年前から隔月で「手ちょうず水寄よせ席」が開かれ11月で48回目を迎えました。定員20名の募集に毎回40名近い観客が集まり大賑わい。入場無料で口腔ケア用品のお土産付きです。今回も浪漫亭不良雲師匠など三人のアマの落語に続いて恋こい歯しや家歯はつ恋こい師匠(小こいし石剛ごう院長)が登壇、新作の「歯育て子育て噺」を披露し喝采を受けました。 小石先生は池田の街で医科歯科合わせて百年の歴史をもつ「こいし歯科」三代目の38歳。開業以来、健康の入り口である口腔の健康(健口)づくりをつうじて地域社会に貢献することを理念に掲げて診療活動を続けています。 彼の目は常に地域に向いています。落語で町おこしをしている池田ならではの「手水寄席」の他にも、月1回の地域のゴミ拾いや、2歳から自分で作る子ども料理教室「こどもカフェ」、マイナス1歳から始める母親教室の「お口育て教室」など、呼吸や姿勢も視野に入れた「健口・お口育ての3S(食育・息育・足育)」の活動を展開しています。とくに食育は管理栄養士や「食育士」のメンバーが大活躍。診療も予防歯科と子どもたちの確かな成長を支えるMRC矯正を柱に据えています。 「診療所は地域の一部です。地域に生かされている僕たちの役目は、地域に笑顔と健康を広げることだと思っています」。小石先生はそう言って人懐っこく笑います。 5年後の夢は医院にPT(理学療法士)やST(言語聴覚士)、OT(作業療法士)の仲間を雇い入れて多職種が連携して「お口を育てる」医院をつくること。そして「地域全体が団結し、健康で笑顔のよりよい世の中に向かって進むネットワークをつくりたいですね」。 地域包括ケア時代に向かって、百年間地域の健康を守ってきた「こいし歯科」と小石剛先生の新たなチャレンジが始まっています。地域とともに歩んで百年! 文・菊池恩恵[デンタリズム]http://www.dentalism.jp発行人/寺西秀樹編集人/丹羽麻理発行所/株式会社 金沢倶楽部〒100-0006東京都千代田区有楽町2-10-1  東京交通会館6階 LEAGUE有楽町TEL 03-6268-0718FAX 03-6268-0717■編集後記手水寄席前にてこいし歯科には子ども達の笑顔がいっぱい!菊池恩恵(きくち・めぐみ)1953年岩手県出身。歯科医院の経営を支援する株式会社コムネット代表。http://comnt.co.jp/歯科業界のコミュニケーションマガジン『Dentalism(デンタリズム)』は、第24号も、多くの皆様から反響をいただきました。その中の一部をご紹介いたします。「以前、川邉先生のセミナーを受けたことがあります。相変わらず素敵な笑顔ですね。新橋のクリニックに、新たに作られるセミナールームが楽しみですね。完成したら『デンタリズム』でも紹介されますか?」 岐阜県 I歯科様子どもたちが走ったり飛び跳ねたりできる、トレーニングルームが誕生したようです。足からの姿勢咬合を実現するため、15m走ることができる贅沢な空間です。「『デンタリズム』を定期購読するには、どうすればいいですか? 発行日を教えていただけますか?」 東京都 S歯科様 愛知県 M歯科様 福岡県 Y歯科様『デンタリズム』は、過去に一度でもお届けがあった場合は、配送休止のご要望がない限り毎号お送りしております。大型の商品カタログや、ダイレクトメールなどと一緒にお送りする場合がございますので、お見逃しのないよう送付物をご確認下さい。また、春、夏、冬の年3回の発行となっており、発行日時は確定しておりません。2017年以降、変更となる場合は、ホームページ及び本誌にてご案内して参ります。「地震被害のあった熊本で、その直後から地域のために動かれたという、伊東歯科口腔病院の取り組みに感心いたしました」 富山県 S歯科様No. 25 WINTER 2016 Dentalism 25 WINTER 2016 32地震被害から、まだ間もない時期の取材でしたが、快く引き受けて下さった『伊東歯科口腔病院』の伊東理事長はじめ病院の皆様には深く感謝しております。全国各地からの支援に勇気づけられたというお話も印象的でした。「丹沢秀樹先生の周術期口腔ケアの記事、興味深く拝見しました。紹介されていたデータなどが記載されている論文などごありましたら、ご紹介いただきたいのですが」 群馬県 N歯科様記事内で紹介しておりますデータは、全て丹沢先生への取材を経てご紹介の許諾をいただいております。関連する情報につきましては千葉大学大学院・丹沢教授宛にお問い合わせ下さいますようお願いいたします。なお『デンタリズム』では、取材依頼や告知協力のご相談につきましても随時受け付けております。お電話またはホームページの問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。そのほか、今号も多くの皆様よりお電話やメールなどで、お問合せやご要望をいただきました。本当にありがとうございました。

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