Dentalism 25号
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の方々に理解を深めていただく取り組みや学校保健からのアプローチも重要になってくると思います。伝多朗 パフォーマンスへの影響はないのでしょうか。齋藤 MGを作る際には、選手がプレーに集中できるように、その種目にあった形、噛み合わせを考慮した上でのオーダーメイドとなります。個人差はもちろんありますが、一流アスリートを調査すると、力を発揮する際に強く歯を噛み合わせていることは殆どありません。私もMGを作るときは体のバランス、体幹を整えることも念頭において製作するよう心掛けたいと思います。伝多朗 スポーツデンティストとしては、2020年に開催される東京五輪への思いもひとしおでしょうね。齋藤 例えどんな形でもいいので、東京五輪に携わることができれば嬉しいですね。そのためなら仕事を長期で休んででも駆けつける準備はありますよ(笑) スポーツ歯科が浸透し、スポーツデンティストの位置づけが高まり、今後、ますます歯科の評価が向上して、需要が広がっていくことを期待せずにはいられないのでした。23 Dentalism 25 WINTER 2016齋藤裕太(さいとう・ひろた)1969年山形県出身。1993年日本大学松戸歯学部卒業、東北大学歯学部付属病院第一補綴学講座入局。1996年宮城県内の歯科クリニック勤務を経て、1998年山形県天童市に『さいとう歯科医院』を開業。2008年東北大学歯学部歯学研究科修了(博士取得)。2011年天童市東村山郡歯科医師会専務理事。2015年日本体育協会スポーツデンティスト認定医取得。日本スポーツ歯科医学会認定医取得。なことを?齋藤 うちは田舎にある地域のごく一般的な歯科医院ですが、バスケットボールBリーグの地元チーム「山形ワイヴァンズ」にMGを提供しています。もちろんチームから連絡をいただき診療するケースもあります。2月には教育委員会で講演もさせていただくのですが、今は多方面への地道な普及・啓蒙活動に尽力しています。伝多朗 MGの主な役割としては、やはり外傷予防でしょうか。齋藤 そうです。ボクシングやアメフトでは義務化されていますが、実はラグビーやバスケットなどのコンタクトの激しいスポーツでも、普及が進んでいるとは言えません。 スポーツ庁が作成した「学校でのスポーツ事故を防ぐために」という動画の一つに、スポーツ活動中の歯・口のケガに関するものがあります。そこでは、MGはスポーツによって歯や周囲組織の外傷を予防し、ダメージを軽減する安全具として推奨されています。スポーツ人口が増加すればケガも増えますが、選手が希望しても指導者からNGを出されるとMGの装着が叶わないこともあります。今後は、裾野を広げる活動と共に指導者優しい味わいの山形の郷土料理。「玉こんにゃく」や「いも煮」はもちろん、「鯉のうま煮」や「菊のおひたし」、「いなごの佃煮」、「だし」など、季節によって少しずつ変わる旬の味覚が多彩に揃う。樽平酒造のある山形県置賜郡川西町といえば、作家・井上ひさしの出身地でもある。代表銘柄「住吉」と「樽平」それぞれの金・銀の味わいを堪能。Bリーグ「パスラボ山形ワイヴァンズ」の選手が装着しているチームカラーのマウスガード。選手名やチーム名を入れるなどオリジナルなデザインも可能。

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