Dentalism 23号
34/36

 1月に公開された映画「はなちゃんのみそ汁」。がんを宣告された安武千恵さんが、再発の危険を冒して出産した我が子、はなに遺したものは「ちゃんと食べる」ことでした。それまでの「食」を見直して、玄米ごはんにみそ汁、イワシに納豆、ぬか漬けという伝統食を「ちゃんと作る」そして「ちゃんと食べる」ことを教えたのです。ママの教えを胸に、はなはみそ汁を作り続けます。 福岡・太宰府市の「おおた歯科クリニック」。安武さん親子とも親交のある太田秀人院長(47)は、家族4人でこの映画を観ました。開業6年、「予防医療・全身医療・生涯医療」を理念に掲げ、「生涯にわたって、口から食べる、口をしっかり閉じて鼻で呼吸する、自分の足で歩く。そんな当たり前の毎日を支え、患者さんの生きる力を育み、いつも寄り添える、健康生活のライフサポーターでありアドバイザーをめざしています」と日々全力投球。被災地支援や防災歯科とともに昨年から「食育」に力を入れています。 「いくらがんばって治療しても疾患が減らない。ただ治療を繰り返す診療では全てに限界があると感じました」と太田氏。尊敬する先生方の『口は食べ物が最初に入る場所だから、食べ物が変われば最初に変わるのは口』(岡崎好秀先生)『医は食に、食は農に、農は自然に学べ』(西日本新聞 佐藤弘記者)という言葉をヒントに、予防医療に本気で取り組もうと決意しました。 映画のなかで彼が一番心に残ったのは、絵本に夢中になり「みそ汁はママが作ればいい」と言い放ったはなから、怒って絵本を取り上げたあとで、気持ちを落ち着かせて向き合い「…もし、はなが、病気になったりしたら、パパもママも悲しいけん。丈夫で元気な子になって」と語りかける場面でした。 「世間から何と言われようと、親として、きちんと子どもと向き合い、信念をもって伝えるべきことを伝えていく。それが『食育』だと思います。親から子へ、いつも『あなたが大切な存在であること』を伝えていくものだと思います。私たちも『食育』という以上『人を良く育む』こと、すなわち『食事指導』というような上から目線ではなく、患者さんが生きることを支え、寄り添い続ける医療を目指していこうと思います」。 一緒に映画をみた小3と小1の子ども達は早速「うまかぁ〜!」。安武パパの言葉を真似して連発しているといいます。はなちゃんから学ぶ食育と予防歯科 文・菊池恩恵[デンタリズム]http://www.dentalism.jp発行人/寺西秀樹編集人/丹羽麻理発行所/株式会社 金沢倶楽部〒100-0006東京都千代田区有楽町2-10-1  東京交通会館6階 BUREX Labo有楽町TEL 03-6268-0718FAX 03-6268-0717■編集後記息子たちとみそ汁を作った。「うまか~!」安武さん親子の実話を映画化した「はなちゃんのみそ汁」菊池恩恵(きくち・めぐみ)1953年岩手県出身。歯科医院の経営を支援する株式会社コムネット代表。http://comnt.co.jp/32歯科業界のコミュニケーションマガジン『Dentalism(デンタリズム)』は、第22号も、多くの皆様から反響をいただきました。その中の一部をご紹介いたします。「内科医の今井一彰先生の取材記事が、方々で話題になっており、ぜひ『デンタリズム』を読ませていただきたいのですが」 沖縄県 Sクリニック様 東京都 I医院様 東京都 医療メーカーS社様 大阪府 歯科医師 I様今回、医科歯科を問わず幅広い反響をいただきましたが、『デンタリズム』は開業歯科医院へお届けしている部数以上の在庫がないため、ホームページ上にあるウェブマガジンでの閲覧をお願いいたしました。「4月に開業した分院で『デンタリズム』を拝見したのですが、本院にもお送りいただけないでしょうか」 北海道 I歯科様お調べしたところ、本院と分院いずれにも配送履歴がございました。今後も継続してお送りいたします。商品カタログやDMと一緒にお送りする場合がございますので、お見逃しなきようお願いいたします。「在宅で歯科衛生士をしているのですが定期購読は可能でしようか」 鹿児島県 歯科衛生士 H様『デンタリズム』は、開業歯科医院にお届けしており印刷部数が限られているため、今のところフリーの歯科衛生士様にはお送りできません。ホームページのデジタルブックで内容をご確認下さい。「『デンタリズム』を定期的に送って欲しい」「毎号、送られているか確認して欲しい」「次号はいつの発行となるのか」 山口県 O歯科様 広島県 S歯科様 東京都 Y歯科様  ほか多数『デンタリズム』は年3回(春・夏・冬)発行しております。一度でもお届けのある開業歯科医院様には配送を継続しております。新規開業、移転などにより、医院情報が登録されていない場合に限り、最新号をお届けいたします。「『デンタリズム』11号で紹介されていた大阪歯科大学の王教授の記事の画像写真について、もう少し鮮明なものがありましたら見せていただきたいのですが」 秋田県 M歯科様画像サイズと解像度を確認いたしましたが、あいにく当方には、誌面に掲載したサイズ以上の画像はございませんでした。直接のお問い合わせをおすすめいたしました。そのほか、今号も多くの皆様よりお電話やメールなどで、お問合せやご要望をいただきました。本当にありがとうございました。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 34

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です