Dentalism 23号
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相田 「木を見て森も見る医療」が堀田先生の診療理念ですから。医科だからとか、歯科だからという垣根は関係ないのです。歯周や上咽頭、扁桃というのは「病の上流」にあります。口腔を「健康の入り口」にすることが我々の使命ですが、口の中に境界線はありませんからね。伝多朗 相田先生は毎日70名の患者さんを診て、研究会や講演会活動のほか、医科の先生の取材を行い執筆まで手掛けられていますが、どのように心身をリセットされているのでしょうか。相田 私が交流している医科の開業医たちは、命に限りがあることを知っています。彼らは次の世代に何を残せるかをいつも意識しています。そうした志の高い人間と会い、刺激を受けることが何よりのリフレッシュですし、エネルギーとなります。険しい道を切り開いてきた仲間の医師たちと目線を一つにし、「日本の医療を変える」という道を作る決意をみなぎらせる相田先生は、歯科から「医科歯科連携」の狼煙を上げて突き進む開拓者「歯科のファーストペンギン」に違いありません。23相田能輝(あいだ・よしてる)1960年東京都出身。1987年福岡歯科大学卒業。勤務医を経て1991年に 医療法人社団 実相会 相田歯科クリニック(東京都・荒川区)を開業。2015年耳鼻科を併設。著書に『医者は口を診ない、歯医者は口しか診ない』(医薬経済社)、堀田修氏との共著『道なき道の先を診る』(医薬経済社)などがある。日本病巣疾患研究会 理事(社)日本健康医療学会 理事吸による口腔内の細菌感染が全身の免疫を乱し、予想もしない疾患を引き起こすことを強調されていました。一方「扁摘パルス療法」を考案し、大勢のIgA腎症患者を救っている腎臓専門医、堀田先生は難治性の病気や原因不明の病気の主要な要因の一つに口腔の「病巣感染」があると語りました。その時に、私の中で何かが動き出したんです。伝多朗 その後、すぐに今井先生の元を訪ね、歯科診療に取り入れられたのですね。相田 当院のスタッフの一人が長年アトピー性皮膚炎や花粉症で苦しんでいたのですが「口テープ」と「あいうべ体操」、「鼻うがい」を実践したところ1年ぐらいで皮膚の炎症が治まり、花粉症も改善。20年ぶりに薬を飲まずに済んだんです。「病気は薬ではなく自分で治す」ということを、彼女は証明してくれました。ですから患者さんへの指導も腰が入っていますよ(笑)伝多朗 堀田先生とは、昨年12月に共著で『道なき道の先を診る』を出されました。堀田先生は自院に歯科を併設されているのですね。一人鍋 1000円~季節の味覚を、いろんな取り合せで味わえる小鍋。写真は牡蠣のみぞれ鍋(冬期メニュー)。玉入りもつ煮 700円癖のないすっきりとした味わいの人気のもつ煮。煮玉子のトッピングも外したくない一品。焼き魚料理 1000円~西京焼きや幽庵焼きなど、季節の魚に一仕事。様々な調理方法で魚を味わわせてくれる。五右衛門豆腐 500円小鍋で提供される素朴でシンプルな湯豆腐は、素材の良さが引き立つ濃厚な味わいが人気。

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