Dentalism 23号
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18取材・文/丹羽麻理 撮影/中島繁樹歯科が持つ潜在力に熱いエールを送る糖尿病予防を本気で目指す糖尿病専門医。――まだ歯科への講演を始められてから1年も経っていないとは意外です。西田 県外から講演の依頼を受けるようになったのは、昨年2015年の2月頃からでしょうか。不思議なことにほとんどが歯科向けです。僕が考えているのは糖尿病の「予防」ですから、四国以外では、まず医科から呼ばれることはないです(笑) 歯科では既に「予防」が受け入れられているので、唯一の理解者と言えます。――先生と歯科との出会いは、どのようなものだったのですか?西田 2009年11月8日(いい歯の日)に、愛媛県歯科医師会で糖今、凄まじい勢いで歯科業界に支持され始めている西田亙先生は、愛媛県松山市で開業する異色の経歴を持つ糖尿病専門医である。毎週末のように全国各地の歯科医師会や歯科衛生士会、各種研究会や歯科医院に招かれ、講演活動を行っている。「糖尿病」と「歯周病」という現代日本における国民病の撲滅と予防を目指し、医科歯科連携の新しい形を探り、口腔ケアや歯周治療が糖尿病に与える好影響について熱く語り、歯科の価値を改めて実感させてくれる得がたい医師の一人なのである。Special Interviewお医者さんの話を聞いてみよう!にしだわたる糖尿病内科(愛媛県松山市)院長西田 亙Wataru Nishida尿病の講演をさせていただいたことをきっかけに、何十年ぶりに歯医者さんへ行ったんです。そこで口腔の大切さに目覚めました。それまでは、朝1度しか歯を磨かない男でした。口臭もプンプンしていたと思います。糖尿病専門医なのに血糖値は高めだし、血圧も高い。ついでに不整脈も出ていました。体重が92㎏もあるメタボの権化だったんですよ(笑) 講演会でも、自分のビフォー&アフターを紹介するのですが、歯科との出会いをきっかけとして、体重は18㎏ダウンしました。6年前まではこの真ん丸の顔で、大学病院の糖尿病専門外来で「あなた食べ過ぎですよ」と言っていたんですからProle 西田 亙(にしだ・わたる)1962年広島県出身。1988年愛媛大学医学部卒業、同大学医学部 第二内科入局。1993年愛媛大学大学院 医学系研究科修了(医学博士)。1993年国立療養所近畿中央病院内科医師。1994年愛媛大学医学部 第二内科助手。1997年大阪大学大学院 医学系研究科 神経生化学 助手。2002年愛媛大学医学部付属病院 臨床検査医学(糖尿病内科)助手。2008年愛媛大学大学院医学系研究科 分子遺伝制御内科学(糖尿病内科)講師。2012年にしだわたる糖尿病内科開院日本糖尿病学会専門医日本内科学会認定医・同研修指導医日本老年病学会専門医

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