Dentalism 22号
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28図10図11図12図13図14輪郭を描いたら「OK」をクリックする。1回につき1歯を選択し、(多角形選択ツールで)輪郭をトレースする(図10)。第二小臼歯までトレースしていく(第一大臼歯まででもよい、図11)・ここで、今後のスマイルデザインで利用しやすいように画像サイズを調整する。われわれの経験では、画像の高さを720ピクセルにするとよい(図12)。「画像サイズ」メニューを開き、高さで720ピクセルを選択すると、幅は縦横比を維持して設定される・この時点で、歯の画像を伴わないトゥースグリッドのみを保存することができる。歯の画像のレイヤーをダブルクリックすると「新規レイヤー」ダイアログボックスが表示されるので、「OK」をクリックする。これで歯のレイヤーはロックが解除され、削除できるようになる。歯のレイヤーをゴミ箱にドラッグすると、歯をトレースしたレイヤーのみが残る(図13)。「ファイル」メニューの「別名で保存」をクリックし、ファイル形式は「.png」または「.psd」を選択する。これで透明性が維持される。JPEG形式はトレースの周囲に白色の背景が生成されるので選択しない。ファイルに適切な名前を付ける(例:75% W/L central)・美しく見える歯のサイズとプロポーションを歯ごとにトレースして保存すれば、患者のニーズに合わせてデザインするためのトゥースグリッド・ライブラリを作成できるデジタル画像上の歯のサイズの決定 以下の手順で、デジタル画像上の歯のサイズを決定する。・提案する長さ(スマイル分析から得た長さ)を現在の歯の長さで除算して換算係数を算出する・歯の計測は患者の口腔内または模型上で行う。例えば、美しい笑顔に必要な値が11㎜で実測値が8.5㎜の場合は、11を8.5で除算する。換算係数は1.29になり、デジタル画像上で29%延長となる・Photoshopで歯列弓全体の口腔内画像を開き、中切歯の部分を拡大する・パレットの「スポイトツール」を選択する。表示されるメニューの中の「ものさしツール」を選択する・「ものさしツール」で歯の頂部から底部までドラッグすると、縦線の数値(この例では170ピクセル)が表示される(図14)。このピクセル数に換算係数を乗算する。この例では170×1.29=219ピクセルとなり、デジタル画像上の219ピクセルが11㎜に相当する(図15)。歯の幅も同様に決定する・透明レイヤーを新規作成し、「鉛筆ツール」で計測結果をマークする(図16)新規提案する歯の形状の適用 以下の手順を実行する。・スマイル分析とデジタル計測を実行したら、提案する歯の縦横比に基づき患者に適したトゥースグリッドを選択する(例:80/70/90、80/65/80)。選択したトゥースグリッドの画像をPhotoshopで開き、スマイルデザインを行う歯列画像上にグリッドをドラッグする(図17)・形状や長さが不適切だと思われる場合は、Command+z(WindowsはCtrl+z)で元に戻してから、適切なものを選択する・元の画像サイズによっては、トゥースグリッドが大き過ぎたり小さ過ぎたりすることがある。トゥースグリッドを(レイヤーがアクティブな状態で)拡張・縮小するには、Command+t(WindowsはCtrl+t)で自由変形機能を呼び出す。Shiftキーを押しながらコーナーハンドルを左右にドラッグして、トゥースグリッドを拡張・縮小する(Shiftキーを押しながらだと縦横比を維持したまま変形できる)・中切歯の輪郭が新規提案する長さになるように、グリッドのサイズを調整する。必要に応じて、「移動ツール」でグリッドを移動して、トゥースグリッドの切縁を新規提案する長さに合わ黒色2ピクセルの線で中切歯をトレースした画像トゥースグリッド作成のために第二小臼歯までトレースした画像Photoshopの画像サイズ調整適切なファイル名を付けてpng形式またはpsd形式でグリッドを保存する。さまざまなサイズのグリッドを同様に作成する「ものさしツール」でデジタル画像上の中切歯の長さを計測する図15算出済みの換算係数を用い、新規提案するデジタル画像上の長さを計測する図16透明レイヤーを新規作成し、新規提案する長さを「鉛筆ツール」でマークする選択したトゥースグリッドの画像をPhotoshopで開き、スマイルデザインを行う歯列画像上にグリッドをドラッグする。これで、スマイルデザインを行う画像に新規レイヤーが作成される図17

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