Dentalism 22号
28/36

スマイル分析とPhotoshopによるスマイルデザインDental Tribune International(本社:ドイツ・ライプチヒ)は、2003年に月刊紙Dental Tribuneを創刊した出版社としてスタート。その後、新聞、雑誌などのプリントメディアに加えてデジタルメディアも発行。現在、130種を上回るプリントメディアとウェブメディアは世界90か国、30言語で、65万人の歯科医に読まれています。「CAD/CAM」はDental Tribune International発行の歯科用デジタル技術専門誌。CAD/CAM(2015;2:10-18)───────────────────────────────────────────────────────────────────────────Prof. Edward A. McLaren & Lee Culp, USA───────────────────────────────────────────────────────────────────────────翻訳/株式会社メディカルトリビューンはじめに:スマイル分析と審美的デザイン 歯と顔の美しさの定義には3つの方法がある。まず、マクロ要素とミクロ要素。マクロ要素は顔面、口唇、歯肉、歯の相互関係が美しく見えること、ミクロ要素は各歯の色や形が美しく見えることである。 さらに、スマイルデザインの概念やスマイルパラメーターが審美治療の計画に役立っている。具体的な形、色、歯・審美要素の計測結果があれば、スマイルデザインに関する情報を歯科医、歯科技工士、患者間で共有できる。 Rufenachtは、スマイル分析を顔面の審美性、顎顔面の審美性、歯の審美性の各要素に細分化した。この分類には、マクロ要素とミクロ要素が含まれ、審美性はさらに顔面、口腔顔面、口腔、歯牙歯肉、歯の審美性の5要素に分類される。スマイル分析の開始:顔面および口腔顔面の審美性の評価 スマイル分析・デザインは、患者の顔のマクロ評価から始まり、各歯の評価へと進み、最後が材料の選択・検討になる。複数の写真(正面と側面など)を用いると、この分析が容易になる。 マクロ分析では顔を3つの領域に分割し、各領域のバランスを評価する(図1)。バランスが悪く見える領域が一つでもあると、顔(笑顔)が美しく見えない。また、全例が該当するわけではないが、顔の3領域の高さが同程度の場合は、修復治療によって咬合高径が変化して審美性が高まる可能性がある(図2)。口腔の審美性の評価 口唇と歯肉の関係は以前から、治療計画の出発点とされる。このプロセスは、理想的な上顎切縁ラインの決定から始まる(図3)。理想的な切縁の位置を決定するポイントは以下の通り。・上顎歯の切縁を顔のどの位置に置くか・安静時とスマイル時の適切な歯の見え方・適切な歯および歯間の関係(歯の長さや大きさ、歯列弓形態)・理想的な位置が修復治療のみで得ら同一患者の画像を3通りに変化させることで、顔面と笑顔の審美性を高めるために何ができるかを分析することが可能になる眉間、鼻下点、オトガイ点を結ぶ線を引くと、X線撮影を行わずに簡単な審美的評価で理想的な顔の各要素の並びを決定することができる図1図226

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です