Dentalism No.19
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32「菊池さん、ファームに行きましょう」。20年以上全国の歯科医院を訪問していますが、牧場に案内されたのは初めてです。北海道旭川市神居に開業して25年の「かむい歯科診療所」八重樫和秀院長(56)。5年前から豚の放牧農場作りを始め、同時に家畜とふれあう動物ファーム「富沢生きもの愛園」も開設、訪れた園舎では豚やヤギ、ポニーが元気に動き回っていました。歯科医師がなぜ牧場を? それには八重樫氏の子どもの頃の原体験が重なっています。「小学生の時、留萌のボーイスカウトでリーダーの外国人宣教師が家畜を飼い自給自足の生活を送っていたのです。それに憧れ、いつか自分もとずっと思っていました」。夢を実現させたのは40年後、八重樫氏は50歳になり、かむい歯科も開業20年の節目を迎えていました。「これから私が目指すべき医療は何かと自問し、削って詰める診療から予防・美と健康・QOLを高める歯科を目指そうと考えました」。彼は「嚙むこと」に「食べること」を結びつけ、家畜を飼育して「食育」の原点「地産地消」を実践する「農」にチャレンジしようと決めました。決断すると八重樫氏の行動は早かった。江別の酪農学園大学で放牧農法を学び、旭川郊外の農家から30 haの土地を借り受けました。仲間3人で雑木林を開墾し2 0 0 9年5頭の豚の放し飼いから始めて2年後30頭の子豚が生まれました。「生きもの愛園」は家畜と「ふれあい」「育て」「食べること」を通じて地産地消を学べる教育ファームで、現在ツリーハウスやアートビレッジ、ライダーハウスなども建設中。さらに、昨年から加工品販売も開始。マイナス30度の真冬も放牧で育てた豚は肉質も良く甘くておいしいと評判で「寒豚」(しばれぶた)ブランドとして高い評価を受けています。「医療で人を元気にすること、元気な子どもを育てること、地域全体を元気にすること、それは全部つながっています」。希望に燃える八重樫氏の歯科を起点とする「夢」への挑戦は、医科歯科連携・農業再生・子育てと地域活性化へとさらにダイナミックに拡がっているのです。食と歯科を結ぶ放牧農場菊池恩恵菊池恩恵(きくち・めぐみ)1953年岩手県出身。歯科医院の経営を支援する株式会社コムネット代表。http://comnt.co.jp/歯科業界のコミュニケーションマガジン『Dentalism(デンタリズム)』は、第18号も、大変多くの皆様から反響をいただきました。その中の一部をご紹介いたします。「『デンタリズム』18号を見た友人からすすめられ、ぜひ入手したいと思いました。入手方法を教えてください」 青森県 N歯科様『デンタリズム』は、Ciメディカル様とお取引のある歯科医院様に、各種チラシやご案内と共に同封してお送りしております。N歯科様の配送先登録状況を確認したところ、お取引実績もあり既に18号は発送済でした。メール便でお送りしておりますので、多少のタイムラグがある旨お知らせ。後日、冊子到着のご連絡をいただきました。「18号で「注目の歯科医師」として紹介されていた米山武義先生が、8月に第66回保健文化賞を受賞されましたね。とてもタイムリーで良かったと思います。歯科関連では米山武義先生(静岡県)と、飯嶋幸久先生(埼玉県)の2名の受賞でした」 東京都 O社様 静岡県 S歯科様『デンタリズム』夏号が皆様のお手元に届いた頃に舞い込んだ嬉しいニュースでした。「保険文化賞」(第一生命主催・厚生労働省ほかの後援)は非常に権威のある賞です。受賞した5名の個人の中に歯科医療関係者が2名もいたことは大変誉れ高く、心よりお祝い申し上げるとともに、今後ますますのご活躍を祈念いたします。「『女性自身』(光文社)の10月14日発売号の「VIVA美歯!! いい歯医者の見分け方」という記事を見ていたところ、岡山歯科医院(八王子)の岡山正明先生とともに、『デンタリズム』も取材協力していたとわかり驚きました。今後も歯科のよい情報を多岐に渡って発信して欲しいです」 東京都 A歯科様 福岡県 F歯科様担当記者の方が「いい主治医」との出会いにより、歯科医院選びの重要性について深く考えさせられたことが企画実行の決め手となったようです。歯科業界のために少しでもお役にたてたとすれば幸いです。「『デンタリズム』が届いていないので送っていただけないでしょうか」 大阪府 N歯科様 岡山県 I歯科様『デンタリズム』未着のご連絡は数多く寄せられますが、発送分(号により7万部〜9万部)しか印刷しておりませんので予備在庫がございません。ほとんどの場合、登録があり発送履歴が確認されるケースが多いため、今後も、同梱されるCiメディカル様からのチラシや各種ご案内の同封物を丹念にご覧いただきますことをお願い申し上げます。なお『デンタリズム』では、取材依頼や告知協力を得たいというご相談につきましても、随時受け付けております。お電話またはホームページの問い合わせフォームよりご連絡ください ませ。そのほか、今号も多くの皆様よりお電話やメールなどで、お問合せやご要望をいただきました。本当にありがとうございました。■編集後記TEL 03-3544-5939 FAX 03-3544-5934〒104-0045東京都中央区築地4-1-12ビュロー銀座発行人/寺西秀樹 編集人/丹羽麻理発行所/株式会社 金沢倶楽部http://www.dentalism.jp[デンタリズム]新しい畜舎を建設中の八重樫先生(右)と。「『しばれ豚』で検索してくださ~い!」

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