Dentalism No.19
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25図21 修復物の内側/図22 最終的CAD/CAM IPS e.max修復物/図23 アンキロスインプラントとミリングを経たIPS e.maxとTempcapの連結クラウン/図24 3本保持ピンのTempcapに対応したIPS e.maxクラウンの内側図21図22図24図23図19 ステイニングとグレージング図19図20 最終修復物の表面性状図20CAD/CAM技術を生かしたTempcapアバットメントの活用Tempcap、院内CAD/CAM、e.maxの組み合わせによる最終修復物の作製図25 インプラントで支持されたTempcapとIPS e.maxの連結クラウンを使用した最終修復物図25の複雑なユニットについても、適切な設計とミリングが可能である。IPS e.maxには、複雑なパターンのミリングに破折せず耐えられる加工性がある。ただし、これが妥当な概念であることを証明するには、さらなる技巧の研究、応力と強度の定量的評価、大きなサンプルサイズが必要かである。その上で、TempcapとCAD/CAM技術の併用の臨床効果と実用性を臨床試験によって評価する必要もある。また、金属を使用せずTempcap全体をe.maxで作製する可能性についても検討すべきだ。■結論院内CAD/CAM技術を操作することで、形態形成の範囲を超えた精密な成形が可能となる。高度な修復物を作製しようとするとき、CAMにはいくつかの限界があり、足りない部分はCAD補正を行う必要がある。また、IPS e.maxは極めて精密な設計通りにミリングできるて有効であることは既に報告済みだが、このアバットメントは実用性が高く、簡単、廉価、効果的なコンポーネントとして極めて有望である。これらの進展は手技を簡素化し、コストを下げ、ひいては患者や臨床家の治療へのアクセスを広げることにつながる。1999年にカナダ・オンタリオ州のウエスタンオンタリオ大学で口腔外科博士号を取得した後、同地のロンドン保健科学センターで一般診療研修を修了。2000年より歯科医院を開業、同地のストラスロイ・ミドルセックス総合病院で歯科部長も務める。2011年、ウエスタンオンタリオ大学シューリック医科歯科大学院の准教授に就任。活躍の場を病院から大学に移し、「Virtual Facebow」や「Tempcap」などの医療機器を中心に研究、小児用の印象から即時インプラント手術まで、幅広い論文をカナダや米国の学術誌に発表している。同時に、地域に無料の歯科サービスを提供する「デンタル・アウトリーチ・サービス(DOCS)」プログラムの責任者、GCAmerica社、Clinician's Choice社など、数社の製品評価を担当。知的財産の開発に携わるResearch Driven社の共同社主も務める。米国法歯学会(ASFO)、国際口腔インプラント学チーム(ITI)、米オッセオインテグレーション学会(AO)、米国口腔インプラント学会(AAID)、国際口腔インプラント学会(ICOI)の会員で、AAID認定医、ICOI認定指導医。 趣味の写真撮影では、オートバイのロードレース世界選手権(MotoGP)で公認カメラマンを務める。電子メール: lkalman@uwo.caLes Kalman(歯学博士)著者紹介加工性を備えている。光学スキャンでTempcapのデジタル画像を取り込み、CAD/CAM装置でIPS e.max製の修復物を設計、作製するに当たっては、E4D技術が有効である。Tempcapがテンポラリーレストレーションのアバットメントとし

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