Dentalism No.19
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24■考察今回の研究では、Tempcapが正確にデジタル化され、院内CAD/CAM技術(Planmeca社E4D技術)を使ってIPS e.maxから理想的なクラウンが歯図14 テンポラリーの正面観図13 テンポラリーの舌側面観 図13図14Tempcapを使用してCAD/C AM装置の能力の限界を評価した。評価に当たっては、単独のアンキロスインプラント(DENTSPLY Implants社)と3本の保持ピンを持つTempcapアバットメント科医院内の設備のみでミリングできると判定された。CAD装置の能力を超える精密な加工は、CADソフトウエアの操作により達成できる。保持ピン3本のTempcapなど図15 IPS e.max CAD/CADブロック/図16 E4D CAMユニット 図17 ミリングしたIPS e.max修復物/図18 Ivoclar社製の焼成炉図15図16図18図17を接続した(図23)。アバットメントのデジタル画像は上述の方法で取り込み、IPS e.maxクラウンを装着して評価した(図24、25)。図11 画像合成によりエマージェンス・プロファイルを構築図12 テンポラリーの咬合面観図12図11側面の形状 CAM技術によりミリングできるデザイン求められる詳細な設計要件を満たすには、何度も設計を繰り返す必要がある(図12〜14)。ミリングマシンの加工材料にIPS e.maxを選び(図15)、E4D CAMユニット(Planmeca社E4D技術)で行った(図16)。ミリングマシンではバーコンタクト(bur contact)や修復物の破折などの問題があるため、完成までにはCAD/CAM設計のやり直しが必要だった(図17)。焼成前のIPS e.maxクラウンでコーピングの適合状態や審美性の確認・調整を繰り返した後、焼成(図18)すると、クラウンの色調が変化する。このクラウンにステイニングとグレージング(図19)を施して再焼成することで、極めて審美性の高い最終修復物が完成した(図20)。修復物の内側(図21)については、着脱の向き、保持力、適合性を評価した。さらにIPS e.maxクラウンで、辺縁の適合性、咬合、隣接面コンタクト(プロキシマルコンタクト)についても評価した(図22)。二次検査では、さらに複雑な

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