Dentalism No.19
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12労働環境を整備し 人材育成にも注力、 成長する歯科技工所。長野県の安曇野にある『デンタルクラフト』は、昨年の夏より本格的にCAD/CAM環境を整えてきた歯科技工所である。「私自身、寝ずに技工をやってきた経験がありますから、機械で出来る部分があるなら何とかして使いたい、使いこなしたいという気持ちがありました。でも10年前の導入時はスピードも遅かったですし、一般技工の合間に運用できるものではなかった」と、当時を振り返る勝野則男社長。そんな勝野社長の理念に共感し、CAD/CAMシステムの運営委託先として奔走したのが『キャドラボジャパン』の古澤清己さんだ。歯科技工士としての臨床経験もあ『デンタルクラフト』代表取締役の勝野則男氏は、歯科技工士会のみならず、様々な経営者の会にも参加し、自らも積極的に勉強。幅広い視野の中で歯科技工をとらえている。ローランド本社まで赴き購入を決めたDWX-4。ワックスからジルコニアまで削ることができ、DWX-50よりもコンパクトだったことが購入の決め手。国内1号機、2号機、3号機でもある。CAD/CAMシステムで変わる歯科医療 今、信頼できる歯科技工所デンタルクラフト既成概念を打ち破る、革新的な経営でCAD/CAMの潮流をも引き寄せる。〈長野県・北安曇郡〉環境を整備してきた勝野社長は、まだまだ改善の余地はあると語る。環境を整え、人材を育て、いい仕事を積み重ねた先にこそ、会社の未来があると信じているからだ。「今後も技工所を取り巻く環境は劇的に変化していくと思いますが、どういう状況になっても対応できるよう準備をしていきたいです」目指す姿があり、先を見通す『デンタルクラフト』は、これからの歯科技工所の在るべき姿を見せてくれているようでもある。■有限会社デンタルクラフト長野県北安曇郡池田町大字中鵜2685-1DCデザインラボCAD/CAMセンター 0120-418-114TEL 0261-62-9665FAX 0261-62-6364e-mail d-craft@azumino.comhttp://www.dentalcraft.co.jp/※設備詳細はHPでご確認下さいCAD/CAMコーナーを案内してくれた古澤清己さん。右クリックも左クリックもわからなかったという女性技工士の2名が、今ではミリングマシーンまでをサクサク使いこなしている。り、メーカーでは営業の、歯科大では機械や材料の管理経験もあった逸材だ。勝野社長「一番悩んだのは専任のオペレーターをどうするかという点でした。歯科技工を理解し、それなりのスキルを持って機械を動かせるようにすることが求められました」その後、業務量の増加もあり、パソコン超初心者の女性技工士2名が加わり、現在CAD/CAMチームは5名で運営されている。午後4時の一斉休憩や ノー残業デーの実施など 他に類を見ない運営。タイミングが良かったと口を揃える二人だが、それ以上に『デンタルクラフト』には、進化を妨げない土壌がある。それは就労環境の改善や、社員の技術や意識向上のために積極的に導入されている研修制度などが奏功している。「ここに来て最初に驚いたのは、技工現場が凄くキレイに保たれていることでした。残業しない日を決めて実践させるなんてことも、なかなか出来ないことですよ。毎日4時の休憩時間には社内の電気を消す徹底ぶりですからね」と、古澤さん。

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