Dentalism No.18
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25ていないので、これらの違いはソフトウエアの限界によるものである。とはいえ、単色のブロックを使った最終補綴物の結果は満足のいくものであった。本稿に示したASTによる臨床手順は、審美治療の最終結果を予測する上できわめて簡便かつ革新的な方法であり、マテリアルと使用する機械の能力と限界を理解していれば、C A D/CAM技術はきわめて魅力的なコンセプトであることが示唆された。着されるので、あらかじめ最終結果を予測しておかなければならない。そのため、審美治療において従来の臨床手技とは異なる独特の難しさがある。最終修復物がわずかに厚く、コンポジットレジン・シェル(図3d-f)に比べて2本の中切歯の切端がより直線になっていることから分かるように、本稿で提示した症例がそれらの限界のいくつかを示している(図7a-c)。ミリングが完了した後は、解剖学的あるいは形態的な変更は行っNelson RFA Silva, DDS, MSc, PhD (Federal University of Minas Gerais, Belo Horizonte), is an assistant professor at the New York University College of Dentistry.nrfa.silva@gmail.comPaulo Kano, DDS, is enrolled for an MSc and is in private practice in São Paulo in Brazil.Eric Van Dooren, DDS, is a visiting professor at the University of Liège and is in private practice in Belgium.Cristiano Xavier, DDS, is a professional photographer in Belo Horizonte in Brazil.Jonathan L. Ferencz, DDS, is a clinical professor at the New York University College of Dentistry in the USA and in private practice in New York.Emerson Lacerda, CDT, works in a laboratory in São Paulo.復のコンセプトは、修復物が通常同日に合着または接着される点で従来の歯科臨床とは異なる。クラウンなど大型の補綴物の場合、従来は修復物が出来上がるまでの間、数週間にわたってテンポラリーが装着されるのが通例である。CAD/CAM修復物は即日に接7a-c)。変色した歯質を隠すためにステイン(IPSエンプレス・ユニバーサルステイン;Ivoclar Vivadent)をベニアの合着前に内部に塗布した。■結論チェアサイドCAD/CAM修CAD/CAM歯科臨床における審美性の改善―アナトミックシェル・テクニック図7a-c (a)口腔内装着時の写真。(b、c)最終的な表面性状はミリングマシンによって製作された。単色のセラミックブロックを使用したにもかかわらず審美的な結果は満足のいくものであった。表面性状は本症例で選択した(図2a)Hajtoモデルの頬側面と合致している。図6a-e 支台歯形成後、デジタル印象を採得。この画像は左側側切歯の手順を示している(a)。 形成後のデジタル画像は、アナトミック・コンポジットレジン・シェル装着時のデジタル画像と統合され(b)、最終ベニアの適切な形状(c、d)が作られる(e)。図6a図6b図6c図6d図6e図7a図7b図7c

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