Dentalism No.18
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24図4 コンポジットレジン・シェル仮着時の写真。上顎右側中切歯のシェードが隣在歯と異なっているのは、変色した歯質がコンポジットベニアから透けて見えているため。図4図5の後、コンポジットレジン・シェルを歯質削合量を決めるための基準として使用し、支台歯を形成した。支台歯形成後、デジタル印象を採得した(CERECブルーカム)。形成後に得られたデジタル画像を、適切な形状の最終ベニアを製作するために撮影したアナトミック・コンポジットレジン・シェル装着時の画像と統合し一致させた(図6a-e)。そしてCERECソフトウエア4・0の入ったC E R EC Ⅲミリングユニットでミリングを開始した。ミリングの後、ミリングユニットからベニアを取り出し、傷などの目視検査を行った。ベニアを試適し、0・6 μmのダイアモンドペーストで研磨してからバイオリンクベニア/ミディアムバリュー(Ivoclar Vivadent)を用い、メーカーの指示に従い接着した(図コンポジットレジンで合着した(図3d-f)。研磨したコンポジットレジン・シェルを患者が装着した状態で、歯科医師が患者と一緒に審美性の評価を行い(図3d-f)、歯と顔面の調和を分析するためにデジタル写真撮影を行った。デジタル画像分析に基づいて歯間空隙の微調整を行った。審美的な修正と研磨のステップが完了した後、患者は審美デザインに同意した(図4)。■デジタル・イメージングデジタル画像の読み取りプロセスを容易にするために、C E R ECオプティスプレー(Sirona 図5)を用いて、コンポジットレジン・シェルで修復をした歯を口腔内でコーティングした。次に口腔内スキャナー(CERECブルーカム)を使ってテンポラリー・シェルを装着した状態のフルマウスの3Dデジタルモデルを制作した。この工程で、コンポジットレジン・シェルはミリングによる修復物の形状と最終的な審美性の予測に役に立つのはもとより、支台歯形成における削合量を決めるためのガイドにもなる。スキャニング図3b図3a-f (a)アナトミック・コンポジットレジン・シェルの研磨、(b)研磨後、(c)エッチングをせずにフロアブル・コンポジットレジンのみで仮着。表面性状は(図2a・b)で示したHajtoモデルの表面性状を模倣している。図3c図3f図3e図3a図3d図5 患者の口腔内で、研磨したアナトミック・コンポジットレジン・シェルを適合させた歯をCERECオプティスプレーパウダーでコーティングした。

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