Dentalism No.18
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15早くから機械化に着手 歯科医師の検証精神を 活かしたシステム構築。広島は尾道にある歯科技工所『ゆうデンタル』の最大の特徴は、経営者が歯科医師であることだろう。設立は1993年。歯科医院併設の独立した歯科技工所として4名からスタート。CAD/CAMシステムについても早くから関心を寄せ導入を開始した。当初はネット環境もなく、スキャニングだけを自社で行い、加工はミリングセンターに発注していに高めていった。その結果、今では約20名のスタッフを有する歯科技工所として存在感を高めるまでに至っている。歯科技工士ひとり一人が 製作者であり営業マン。 口コミで広がる取引先。『ゆうデンタル』の強みは、歯科技工所としての儲けを追求していない点である。それは技工物を発注する側の利点にも繋がるのだが、歯科医師が経営しているため、歯科技工士が確かな仕事を続けていける環境が維持されていれば、残りは歯科医療現場を通して患者さんに還元したいというのが、代表を務める河上雄之介さん、千咲さん(河上歯科医院・院長・副院長)夫妻の考えなのだ。「自分たちが発注する側だったら、どのぐらいの価格だったら嬉しいか、安心して患者さんにおすすめできるか、ということが常に頭の片隅にあります。我々がCAD/CAMシステムを導入した20年前にはサポート体制にも満足できなかった経験があるので、そういう点でも安心して利用いただける環境を整えていきたいです」既に導入していたスキャナーを活用するために、オープンなシスローランドDWX-50は、2台導入している。1号機はジルコニア専用、2号機はCAD/CAM冠専用として稼働している。歯科医師として、求めていきたい歯科技工の在り様をカタチにしている河上雄之介さん、河上千咲さん夫妻。常に時代の半歩先を行き歯科技工現場にも惜しみない投資を行ってきた。CAD/CAMシステムで変わる歯科医療ゆうデンタル全国の歯科医療現場で求められている品質と価格のバランスをシビアに追求。〈広島県・尾道市〉たというが、やがてスピード感やコストとのバランス、時代に求められる歯科技工士の育成についても深く考えるようになり、自社での完全内製化を実現。その機能を他の歯科医師仲間にも使って欲しいとの思いで、技工所機能を独自テムを採用しているローランドのDWX‐50を導入し、安定した供給体制を完備。しかもそこで仕事に携わっているのは、歯科医師や歯科衛生士と共に勉強会や講習会に積極的に参加し、チーム医療の大切さを深く理解している歯科技工士たちばかりである。激動する歯科医療現場において、今後の歯科技工はどうあるべきか、常にアンテナを張り検証を続ける同社に対する信頼は厚い。スタッフは、クラウンブリッジ担当とデンチャー担当、事務・配送担当に分かれ、各々がしっかりと役割を果たしている。各地の歯科医師とは電話やメールでしっかりコミュニケーションをとっている。■有限会社ゆうデンタル広島県尾道市西則末町6-7TEL0848-23-3113FAX0848-23-9730e-mail info@you-dental.jphttp://www.you-dental.jp/※設備詳細はHPでご確認下さい

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