Dentalism No.17
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3自然光が降り注ぐやわらかな空間。手漉き紙の素材感が優しく患者を包む。歯科医院建築探訪無駄のない洗練されたデザインの『やよい歯科医院』(大分県佐伯市/須呂剛士院長)。設計、デザインを担当したのは、オフィスや商業施設のほか、歯科医院を数多く手掛けている『ジョイントセンター』である。この建築のテーマは、「患者の恐怖感を期待感に変える空間」。医療器具や機器を全て収納し、「歯科」を連想させるものを患者の目に触れさせないことで、視覚からの恐怖感を軽減させている。診療室には天窓を設けることで自然光を取り入れ、診療ユニットの周囲には、環境に配慮した天然素材の手漉き紙を使用。無数の円が交差する模様は、職人の手作業によるもので、そのやわらかな素材感と温かみが患者の緊張を緩和させている。患者の心理を考慮し、居心地を追求した空間が実現した。1.環境保護を目的に、手漉き紙はフィリピンのフェアトレードのものを使用。2.ドクターとデザイナー、双方の想いを昇華させた空間は、「第2回インテリアプランニングアワード2012」において、医療・福祉カテゴリーで唯一の優秀賞を受賞。3.須呂院長の診療スタイルをもとに打ち合わせを繰り返し、材料や医療機器の収納位置を調整。使い勝手にもこだわった。4.建物自体が目印になるようシンプルに徹した外観。中に入ったときの驚きを演出している。(1・3・4撮影/白鳥美雄)1.2.3.4.ジョイントセンター株式会社代表/原兆英東京都港区南麻布4-2-49 麻布サンパレス603☎03-3446-2611http://www.jointcenter.jp[建築デザイン]やよい歯科医院大分県佐伯市 院長/須呂剛士[歯科医院]

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