Dentalism No.17
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22Capitol「議事堂」の名を冠した『ザ・キャピトルホテル 東急』は、日本の政治の中枢、永田町の中でも一際特殊なアドレスに位置する。国会議事堂や首相官邸、衆参議員会館に最も近いホテルとして、その歴史は政界人や財界人の交歓の記憶とともに刻まれてきた。先の東京オリンピックを控えた1963年に日本初の外資系ホテル『東京ヒルトンホテル』として開業し、その後は『キャピトル東急ホテル』として営業。ビートルズをはじめ国内外からゲストを迎えた同ホテルは、数々の名ホテルマンを排出し、日本のホテル業界の発展を牽引してきたのだ。その歴史に一旦幕が降ろされ、新しく生まれ変わったのは2010年の秋のこと。ホテルが入る『東急キャピトルタワー』のデザインアーキテクトは日本を代表する建築家の隈研吾、ランドスケープアーキテクトには宮城俊作が起用された。水や光、木樹のエネルギーがホテル内にも呼び込まれ、創建500年を超える江戸城の鎮守の杜、日枝神社の社叢と共鳴しあうかのような佇まいからは、日本ならではの深い精神性を感じ取ることができる。ザ・キャピトルホテル 東急THE CAPITOL HOTEL TOKYUいつか訪れたい場所自然とともに在る「和らぎ」の空間に日本の精神性と誇りが呼び覚まされる。ロビーの天井には寺院建築に見られる「斗栱(ときょう)」をモチーフとした木組が演出され、鎮守の杜との神聖なる一体感が醸されている。

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