Dentalism No.17
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9海外での講演回数は優に60回を超え、講演に招かれた国は25カ国。今や外傷歯治療と自家歯牙移植の世界的な権威として知られる月星光博先生は、愛知県で臨床に従事する傍ら、国際外傷歯学会会長などの要職も歴任。と同時に、永続的な卒後臨床研修の場として、20年余りCE(Continuing Education)セミナーを主宰してこられた。今回は、昨年設立されたばかりのCEセミナーセンターに伺った。――もともと歯科の家系ではなかったそうですが、なぜ歯学部を志望されたのでしょうか。月星 歯学部へ進学を考えた頃は、強い動機があったわけではないのです。正直なところ医学部を受けるほど勉強ができなかったからですかね(笑)。当時は学生運動が盛んだったこともあり、父親は大学なんて行かなくていいと言っていたほどです。実家はアイスクリームの卸をやっていまして、よく〈マッチポンプ〉などと言われましたよ。むし歯を作っておいて、むし歯を治しているってね。でも両親がこの地で誠実に商売をしてくれていたおかげで1982年に開業した日にStar Dentist InterviewMitsuhiroTsukiboshi包括的な診断も、高度な治療も、 歯科医療人としての「正義」の上に。取材・文/丹羽麻理 撮影/福島健一月星 光博医療法人 月星歯科クリニック 理事長趣味は歯科(仕事)と言い切る月星先生。「お酒もタバコもやらないし友達も少ないから(笑)」と冗談めかした後に「生まれ変わっても、やっぱり歯科医師がいいなぁ」と続けた言葉が印象的。

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