Dentalism No.16
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デンタリズム・トークDentalism Talk歯科用CAD/CAMシステムも低価格化22油谷 そうです。欧米のみならずアジアを見渡しても、これだけ銀歯があるのは日本人だけと聞いています。クオリティーを保ちながら金パラでの治療を保険の銀歯で安く手に入れられるというのは悪いことではないんですが、やっぱり歯は元々銀色ではなく白いものですから。――現在はジルコニアが中心ですが、将来的にハイブリッドレジンが保険診療に適用されると需要がさらに高まりますね。油谷 そうですね。今まで銀歯の治療が保険診療で3000円程度だったことを考えると、仮にハイブリッドレジンの保険適用で1本1万円ともなれば、白い方が良いという人は格段に増えるでしょうね。患者さんの選択肢も増えますし。ジルコニアやハイブリッドレジンが広まってくれて、10年後には口を開いたときに銀歯が見えない時代が来ればいいですね。――真のオープンシステムにすることによって製造コストが下がり、様々な素材を適正価格で提供できファインセラミックス素材の一種であるジルコニア。耐久性があり、5年間のセンター保証もある。ブラックマージンを気にする患者にもジルコニアセラミックは勧めやすい。Ciメディカルの従業員に白い歯にするために支払ってもよい金額がいくらかをアンケート。白い歯に支払える金額は20,000~40,000円で約6割を占めていることが分かった。化するというわけですか。で、Ciメディカルはそこに挑戦していると?ラウンは新しくこのゾーンの方々に対してアプローチできる新しいカテゴリーになります。そこで成約率がある程度上がるのであれば売上は減らないと思います。しかも、1本3万円台となると奥歯のブリッジを替えようという人も多くなると思いますよ。一部の歯科医院様ではすでに3万円台で提供されていて、1カ月に数十本も出ているというお話も聞くようになってきました。――多くの歯科医院でカード決済ができるようになるとなおさらですね。最近はホームページなどでも、1本2万9800円という価格でジルコニアクラウンを紹介しているのを見ます。しかも、インターネット広告を利用して1カ月に200本を販売したという歯科医院もあるとか。それだけ潜在的に白い歯にしたいという人が多いということですね。デジタル化が進み、自分のところで補綴物を製作する歯科技工所や歯科医院も増えてきている。内製化のためのシステム販売も手掛けるCiメディカルは、完全オープンシステムで材料など競争力の高いサポートを提供している。3D制御技術を応用した小型切削機。ジルコニアやハイブリッドなど、4本までのブリッジに高精度で対応。Roland DG DWX-4 168万円(メーカー希望小売価格)DentSCAN&DentCADセット 198万円(キャンペーン価格)イギリス・デルキャム社の3Dスキャナー&CADソフト。クラウンやブリッジ、インプラント系補綴物をトータルでサポートできる。白い歯に対する潜在的なニーズは非常に高い!■アンケート対象者 男性(22%) 平均年齢 約42歳 女性(78%) 平均年齢 約37歳10,000〜20,000円20,000〜30,000円30,000〜40,000円40,000〜50,000円50,000〜円〜10,000円14%21%40%17%5%3%油谷 いやいや、挑戦というほどではないですよ。ただ、メーカー主導型のビジネスモデルからユーザー主導型へ変わっていかないと、日本は世界からどんどん遅れてしまいまうと思います。それは、日本の歯科技工所様や歯科医院様、患者の皆様にとって非常にマイナスなことですから。 世界の歯科技工はCAD/CAM技術の進歩や新たな素材の普及により、デジタル技工へ進んでいる。しかし日本では、様々な要因から遅れをとっているのが現状だ。歯科用CAD/CAMが完全にオープンシステム化され、ジルコニア補綴物の市場価格が抑えられると、劇的に患者需要が高まるのは間違いない。グローバルスタンダードが日本の歯科業界に必要なのだ。白い歯であれば虫歯だったこともわからない。患者のそんな願いが叶う日も近いかもしれない。るようになる。それが、歯科技工所や歯科医院の売上増加にも繋がっていく。ひいては業界全体が活性

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