Dentalism No15
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1今から9年前、赤ちゃんの寝かしつけに効果的なベッドをつくれないかという思いから開発がスタート。九州大学大学院芸術工学研究院の藤ふじ智とも亮あき助教が、自身の育児体験をもとに分析実験に取り掛かった。試作機でのヒアリングやモニター試験を何度も重ねた結果、ついに誕生したのが近年多くのメディアでも注目を集めているベビーベッド「suima」である。大きな特徴は、赤ちゃんが泣き始めるとセンサーで感知し、自動で揺れてあやしてくれる「泣き声キャッチモード」機能。赤ちゃんが泣いている時は速く、落ち着くとゆっくりとした揺れに変わる。そして、この赤ちゃんを心地よい眠りへと誘う揺れのリズムこそ、長年の実験を経てたどり着いた「魔法の揺れ」なのだ。実験によって導き出された揺れの速度は往復1・8秒。図らずもお母さんの心拍数67のリズムとぴったりと合致した。科学が生命の神秘を裏づけた瞬間を藤助教は「しばらくの間、放心状態でしたね」と振り返る。育児環境を改善してくれる画期的なベッドであるが、もちろん、揺らせば赤ちゃんがいつでもすぐに泣き止むという訳ではない。「suima」はあくまでも、赤ちゃんが眠いときにスムーズに寝かしつけてくれるサポート役として活ただいま巷で話題ですDentalism Catch Up周期1.8秒の「魔法の揺れ」を叶えた、未来型ベビーベッド「suima」。スイマ スマート suima smart高840×幅940×奥行660(㎜) 198,000円躍するもの。育児の負担が減って余裕ができた分の愛情は、たっぷりと赤ちゃんに与えてあげたい。多忙を極める歯科医師の家庭においても、子育て時期の体力的な面をカバーしてくれる「suima」は大きな助けになるはずだ。また、育児支援は赤ちゃんを産んだお母さんだけでなく、周りの家族も積極的に考えてあげることが大切。いい親子関係を築く一つのツールとしても、選択肢に入れておきたい。ベッドは左右10㎝にスウィング赤ちゃんがぶつかっても安全な柔らかなネット素材泣き声キャッチセンサーで自動運転リモコン操作で、ベッドの揺れをカスタマイズベッド部分は分解が可能問い合わせ/アイクォーク株式会社 0120・930・276赤ちゃんにとっての「心地よい揺れ」を実験によって明らかにした育児支援のためのベビーベッド「suima」は、もともと九州大学大学院芸術工学研究院の藤智亮助教と長崎県のハウスメーカーのアイデアによって生まれた企画。日本の住環境に合わせてコンパクトに設計されており、方向自在のキャスターで部屋間の移動も楽にできる。

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