Dentalism No14
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18かつて、西麻布で評判を呼んだ『メゾン・ド・ウメモト上海』の梅本恒久シェフが再び腕を振るう中国料理店『小熊飯店』は、完全予約制の高級店である。8席のうち6席までしか使わないこともあり、2011年に開店した後も、しばらくは知る人ぞ知る店として、人伝にしか情報は広がらなかった。「値段だけ見ると決して安くはないのですが、自信を持って提供できる最高のものを揃えたかったのと、仕込からサービスまでのすべてを自分で行いたくて。規模も小さくして、こういうスタイルにしました」と梅本シェフ。人数によって2~3種を食べ比べることができる見事なフカヒレを筆頭に、初夏には唐津の黒鮑、秋冬は上海蟹など、彼ならではの料理を目当てに訪れる客も多い。西麻布時代から梅本シェフの料理を知る裏地さんは、「極上素材はもちろんですが、例えば獅子頭(シーズトゥ)のような、いわば肉団子として馴染みの高級食材を惜しみなく使う洗練の東京中華を隠れ家で。小シャオ熊ション飯ハン店テン東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-10 Chez Castor B1F☎03-6434-0364営/18:00~最終入店22:00  前日までに要予約、ただし2カ月先まで  (初めての場合は1カ月先まで)料金/コース25,000円、29,500円   (上海蟹のシーズンは45,000円コースも有)飲み放題プラン4725円   瓶出し紹興酒(20年)、ビールほか。   瓶出し紹興酒(25年)の場合は6300円(税込)休/日曜・祝日席数/カウンター4席、テーブル4席(貸切6名まで)美味しいものを引き寄せるパワーの持ち主、裏地桂子さんがおすすめするとっておきの店。今回は、千駄ヶ谷のビルの地階で看板も上げずに静かに営む、話題の中国料理店をご紹介。裏地桂子の歯談・食談裏地桂子ギフトコンシュルジュ。女性誌で執筆、コーディネーターとして活躍後、企業や商品のプロデュースなどを手掛ける。近著に『お家ごはんが美味しくなる口福の調味料100味選』(扶桑社)などがある。裏地桂子のハッピーブログ"お福分け”毎日更新中! 草月流師範。京町家・寿庵にて個別指導の「いけ花教室」主宰。(うらじ・けいこ)バカラの箸置きに、クリストフルの箸、レンゲが添えられていなければ、およそ中国料理とは思えないお洒落なテーブルセッティング。撮影/中島繁樹道明の帯締めにあわせて染め出した上代御召に、七宝葵花束の名古屋帯を締めて春らしい装いの裏地桂子さん。『小熊飯店』という店名の由来は、梅本恒久シェフがどことなくテディベアを彷彿とさせるからなのだとか。

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