Dentalism No.13
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12――まずは、歯科医院との関わり方の中で、日頃、感じていらっしゃること、思っていらっしゃることをお聞かせください。 中小企業経営者Mさん(以下・経営者M) 正直なところ、できれば遠慮したい場所。歯を削る音や独特の臭い、子どもの泣き声などが、どうも苦手で。体調を崩したりして、何となく歯が疼いたり痛み出したりすると、仕方なく行くようなもんで…。仕方なく行くもんだから、いやな部分も目につくことが多くて、ある時も、口の中をクリーニングしてもらっている時に、眼鏡や顔に随分と水をはねられたことがあって驚きました。別の歯科医院では鼻から上はタオルだったか紙だったかをのせてくれたのに、随分と差があるもんだと思いましたね。歯科衛生士がファストフードの店員みたいな話し方で、アレコレ進めてくるのも遠慮したい(笑) 中堅歯科衛生士Iさん(以下・衛生士I) 歯科医院は、院長(理事長)の方針やカラーが出ますね。今、実は就活中で、勉強も兼ねて2、3の歯科医院に面接に行ってみたのですが、先生はそこそこ悩める歯科患者と、患者予備軍、若手歯科医師、中堅歯科衛生士が、自分たちを取り巻く環境について赤裸々に吐露。歯科業界をとりまく今が、ちょっぴり透けて見える「デンタリズム的・座談会」を誌面にて大公開。デンタリズム的座談会中堅歯科衛生士Iさん(29歳・既婚女性)歯科衛生士専門学校を卒業後、勤務した歯科医院は、先輩衛生士がバリバリ稼ぐ刺激的な場所だった。自身も勉強会などに意欲的に参加し研鑽を積んでいたが、結婚後、夫の転勤に伴い半年前に退職。新た何環境にも慣れ、現在、仕事を再開しようと勤務先を物色中。若手歯科医師Tさん(40歳・既婚男性)私立歯学部を卒業と同時に国家試験にも合格。先輩の誘いで東京で勤務医として経験を積む。5年前に父親が運営している地方の歯科医院へ戻る。受付も歯科衛生士も父の代から長年勤めているベテラン揃いで若干肩身が狭い。未就学の息子が二人いる。ヘアサロン勤務・美容師Hさん(27歳・独身女性)美容師学校を卒業後、人気美容室グループに勤務。サロンワーク以外にも、着付けやネイルを勉強し、メディアの仕事などでは、先輩のアシスタントに入る実力派。◆子どもの頃に矯正治療を経験。定期的にメインテナンスしている。最近、新しい矯正歯科を受診。働く母・女性管理職Sさん(46歳・既婚女性)売り手市場の中、地方の人気企業にお気楽入社するも、景気低迷に伴い会社も成果報酬型へとシフトチェンジ。遅い結婚の後、産休と育休を経て仕事に復帰。仕事と子育ての両立に苦心。◆自身は定期的にメインテナンス。小学生の子どもを通院させている。専業主婦Kさん(70歳・既婚女性)半民半官的な会社に勤める同世代の夫と結婚し一男一女をもうけ専業主婦な人生を送る。夫は定年退職し、子どもは結婚して近くに住んでいるが、多忙なため時 々孫の面倒を見ている。◆抜けた差し歯を放置し、笑うに笑えない状況になり審美治療中。中小企業経営者Mさん(65歳・既婚男性)学生運動経験者でもある中小企業の経営者。アルバイトも含め様々な仕事を経験した後、自ら会社を起こす。以来30年以上、日本を支える中小企業の経営者として幾多の苦難を乗り越える。◆問題が発生すると歯科を受診。近頃、音波ブラシがお気に入り。イラスト/YAGI

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