Dentalism No.12
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18お寿司好きを自認し、東京で評判の寿司店には一度は足を運んでいる裏地さんが、近頃、足繁く通っている店の一つが三宿の住宅街にある『金多楼寿司』だ。「初めてうかがったのは3年ほど前。以来毎年、年末には『金多楼』さんの〈ばらちらし〉をお願いするのが定番です。器の趣味もいいし、連れて行って欲しいという友人も多くて」と裏地さん。昨年、半年もの間、店を閉めて建て替えられたという真新しい店内には、清々しい「気」が満ちている。木肌の温もりと、大切に使い込まれた道具、この店に集う人たちによる和やかな雰囲気。大将の野口さんがこの場所で店を構えたのは42年前のこと。今は、息子の剛さんも一緒に板場に立っている。二人が着ている仕事着の粋な鯉口シャツは、女将の節子さんのお手製だ。粋で、いなせで、カッコイイ。江戸っ子らしい懐の深さと、繊細な気遣い、値打ちのあるものをさらりと見極める審美眼が、多様な客を惹きつけているようだ。器の見立てもいい。田中心のやりとりも美味しいカウンター10席の特等席三宿 金多楼寿司東京都世田谷区三宿2丁目11番1号03-3413-4339営/17:30~23:00(21:00 L.O)料金/10,500円~休/水曜日席数/カウンター10席女将の節子さんによる人気ブログhttp://kintarosus.exblog.jp/味しいものを引き寄せるパワーの持ち主、裏地桂子さんがおすすめするとっておきの店。今回は、お寿司が大好きな裏地さんが幾度となく訪れている住宅街の人情店へお邪魔しました。裏地桂子の歯談・食談裏地桂子クリエイティブコーディネーター。女性誌で執筆、コーディネーターとして活躍後、企業や商品のプロデュースなどを手掛ける。近著に『お家ごはんが美味しくなる口福の調味料100味選』(扶桑社)などがある。裏地桂子のハッピーブログ"お福分け”毎日更新中! 草月流師範。京都・寿庵にて個別指導の「いけ花教室」主宰。(うらじ・けいこ)野口四郎1947年東京都出身。1970年に三宿に『金多楼寿司』を構える。以来42年この道一筋。2011年の5月より半年間、店を休んで大改装。昨年末より営業を再開。現在は、息子の剛さんと板場に立つ。(のぐち・しろう)撮影/木村文吾

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