Dentalism No.12
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17DentalismNews &Topicsウーロン茶が歯垢の沈着を抑え、虫歯予防のための有用な手段に。サントリー食品インターナショナル株式会社は、大阪大学大学院歯学研究科、岡山大学大学院医歯薬総合研究科の共同研究により、ウーロン茶の飲用がデンタルプラーク(歯垢)の沈着抑制につながることを確認した。ウーロン茶に含まれるポリフェノールには、虫歯原因細菌(う蝕原性細菌)が産生するグルコシルトランスフェラーゼの活性を阻害し、虫歯の発生を抑制する働きを持つことがこれまでの研究で明らかにされている。また、ラットを用いた実験では、虫歯原因細菌の感染前・中・後の、どのタイミングでウーロン茶ポリフェノールを投与しても、顕著なプラークスコアの減少が認められている。今回の試験は、人がウーロン茶を飲用して、水と比較した場合のウーロン茶のプラーク沈着抑制効果を検証。平均プラークスコアをみると、ウーロン茶を飲用すると、水を飲用した時と比べてプラークの沈着が少なくなることが分かった(図1)。また、歯面掃除をした際、ウーロン茶を飲用した時に形成されたプラークの方が、水を飲用した時と比較してはがれやすくなっていることも確認。ウーロン茶の日常的な飲用は虫歯予防のための有用な手段のひとつになり得ると考えられる検証結果である。試験期間中の水、ウーロン茶ともに平均摂取量は3,600ml。試験終了後の平均プラークスコアは、水摂取の場合は126、ウーロン茶摂取の場合は104と、有意な差が認められた。図1 水またはウーロン茶飲用時のプラークスコアの比較200水ウーロン茶150100500平均プラークスコア群間で有意差あり(p<0.01)外国人「日本人は歯並びが悪い」。国内外で矯正治療のイメージに差。日本に住む外国人100名を対象に行った調査によると、76%と多くの外国人が、日本人の歯並びを悪いと感じていることが分かった。また、日本、アメリカ、中国の一般男女600名を対象に行った比較調査では、海外の矯正治療に対する前向きなイメージとは対照的に、日本では矯正治療の見た目に抵抗感が強い人が多いという結果が表れた。歯並びの重要性については日本でも高い認識があるが、矯正装置をつけることに心理的な抵抗があったり、目立たない装置を求めたり、という傾向が目立つ。一方で、現在の矯正治療で実際に用いられている「裏側矯正(舌側矯正)」や「透明マウスピース矯正」などの目立たない装置は、日本では海外に比べてあまり浸透していないことも分かった。歯並びは見た目の美しさだけでなく、口腔内や身体全体の健康にも大きく関わっている。日本でも歯並びへの関心が高まり、日々進歩する矯正治療の正しい情報が広く伝播するよう、歯科医師側からの積極的な働きかけも求められている。矯正治療中のイメージ日本人は海外とは対照的に矯正治療にネガティブ。ポジティブな海外と正反対の傾向が見られる。日本37.0%63.0%24.0%76.0%米国36.5%63.5%中国■歯並びが良くなっていくのが、うれしい■矯正装置による不自由で、つらい歯並びについて歯科医への相談経験日本では歯科医への相談すらも一般的に行われていない実態が明らかに。矯正治療率・治療意向ともに低い。日本米国中国■相談したことがある■相談したことがない0255075100(%)23.567.574.525.532.576.5透明マウスピース矯正の認知度日本では海外に比べて目立たない矯正治療が浸透していない。「裏側矯正(舌側矯正)」の日本の認知度は25.5%。0255075100(%)日本米国中国■知っている■知らない30.569.583.078.521.517.0歯並びは笑顔の印象を左右する歯並びの重要性については、海外と同様の認識の高さが伺える。身体全体の健康に影響することに関しても、認識が高い。0255075100(%)日本米国中国■あてはまる■どちらともいえない■あてはまらない85.010.54.50.51.510.58.089.090.5日本人の歯並びの印象「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%にとどまり、多くの外国人が日本人の歯並びの悪さを意識している。歯並びが良い歯並びが悪い76%4%どちらでもない20%※『アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社』の意識調査より

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