Dentalism No.10
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6「筒井塾」は、歯牙移動に始まり歯科臨床の基本から咬合再構成までをカバーする包括歯科診療を学ぶ場として知られ、多くの優れた臨床歯科医を輩出している。その起源は、北九州市の折尾で開業した筒井昌秀先生と筒井照子先生の自宅で開講された私塾にあった。今や福岡のみならず、東京、大阪、札幌でも研修コースを開講する筒井塾だが、歯科医療に対する純粋な姿勢はツツイズムとして連綿として受け継がれている。その歩みとこれからについて、移転したばかりの真新しい筒井歯科医院を訪れ、照子先生に話を伺った。――筒井塾の起源でもある私塾をご自宅で開講するきっかけは何だったのでしょうか。筒井 1987年の9月のことでした。福岡県で開催されたある学術講演会で、矯正を教えていたある先生が、「自分の考えたブラケットとワイヤーを使えば道具が歯列を直してくれる。前歯部だけ手をつけて奥の歯が凸凹する前に患者さんとは手を切りましょう」という趣旨の発言をしたのを聞いて、Star Dentist Interview歯科医師 筒井塾・JACD主宰TERUKOTSUTSUI筒井照子 「過去に学んだことにとらわれずに自ら原因を探る姿勢で向き合って」取材・文/丹羽麻理 撮影/鍋田広一

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