Dentalism No.9
7/36

デンタリズム・スペシャル対談5世代は異なれど、若くして歯科医院を開業し、歯科医師としての経験の中に多くの課題を見据え、それぞれのアプローチで改革を進めようと邁進してきた二人。今回、偶然にも懇談の機会を得て、改めて歯科医療の進むべき方向を探ることとなった。清水 震災後はとりわけ忙しさが増しているのではないでしょうか。お忙しい中ありがとうございます。大久保 こちらこそ、被災地の会員歯科医師支援のために、大きなご支援をありがとうございました。清水 分刻みのスケジュールのようですが、大久保会長は今でも診療をされているとうかがい、大変驚きました。大久保 格好よく言えば、現場感覚を持たない会長はダメだろうと思っている、ということです。僕が考えるリーダーの要件というのは、虫の目と鳥の目の両方を持っていることだと思っています。虫瞰図は現場の感覚、鳥瞰図は大きな戦略やヴィジョン、この両方の視点を複眼的に持ち、自分の中で総合的に考えを煮詰めて方向性を探っていくことが大事だと思っています。やはり、医療は現場ぬきでありえない。患者さんをどうするかが一番大事なことですから。清水 診療は静岡でですか? 歯科医師会会長としての執務との両立はさぞかし大変なのでしょうね。大久保 診療といっても、ウィークデーは、ほぼ日歯会館での執務です。よくて働けるのは月曜日でしょうか…。土日は全国を回っていますしね。もちろん静岡の自院で診療しています。東京へは通っています。清水 そんな中、障害者の歯科診療にも携わっておられるとか。大久保 もう三十年ぐらい県立の養護学校で学校医をしていて小学生から高校生までを診ています。これが辞めるに辞められない(笑)子供たちとは小学生の頃からずっと付き合っているので、僕が相手だと口の中を見せるけど、他の人だと難しいらしくて。実は、明日も九時から三時ぐらいまで、その健診です。清水 現場の感覚や目線はやはり大事ですね。私共Ciメディカルは、通信販売ではある程度の規模となりましたが、そもそも私自身が歯科医師であり消費者でもあったので「こんな商品が、これぐらいの値段だといいのに」という気歯科材料のオンラインショップとカタログ通販を展開するCiメディカルの清水清人社長が日歯の大久保満男会長と懇談。東京は九段にある歯科医師会館の日本歯科医師会会長室にて、歯科業界をとりまく様々な事柄について広く意見交換した。清水清人デンタリズム・スペシャル対談Mitsuo OkuboKiyoto Shimizu日本歯科医師会 会長株式会社 歯愛メディカル 代表取締役社長大久保満男撮影/長屋和茂 取材・構成/丹羽麻理

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です