Dentalism No.7
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作りが始まっています。この椀もその中の一つです。五十年もすれば漆も蒔絵も落ち着いて深みが増すのですが」と女将。そうやって代々受け継がれてきた古い輪島塗の器が、女将の言葉を裏打ちしている。 「金沢は何度も訪れていますが、私たちがまだ知らない、魅力的な物語がたくさん残っているのでしょうね」と感激しきりの裏地さん。女将との会話は尽きない様子ながら、その後は『つば甚』からの紹介で、にし茶屋街へ。 案内されたのは、御年八十四歳の笛の名手、刈谷みねさんが采配をふるう『美音』。まずは芸妓のあき乃さんの踊りを観賞した後に、初めてのお座敷太鼓体験。古き良き金沢の姿を大切に受け継ぐ人々の姿に触れ、その懐の深さにますます金沢が好きになった裏地さん。早々の来訪を誓うのでした。「金澤宵遊び」いしかわナイトツアー金沢老舗料亭『つば甚』特別会席料理と加賀百万石の茶屋遊び平成22年11月1日(月)~平成23年3月31日(木)までの毎日老舗料亭『つば甚』特別会席料理(120分)にし茶屋『美音(茶屋遊び体験)』(90分)38,000円、43,000円、48,000円コース(お料理・お座敷・花代・税金・サービス料、全て含む)最少催行人数/2名 最大対応人数/80名 ※前日予約対応申込み先/JTB観光情報ナビ     http://jtbwallet.jp/shop/default.aspx 問合せ/株式会社トラベル・エー     TEL076-292-2500 FAX076-292-1399     http://www.travel-a.net/鍔 正美(つば・まさみ)金沢市出身。株式会社つば甚 代表取締役。昭和55年つば甚16代目鍔一郎と結婚。すぐに若女将としての生活が始まる。1男2女の母。女将として忙しい毎日をおくる傍ら、現代っ子に畳の上での所作を伝授。代々受け継がれてきた美しい器の数々は料理を一層華やかに彩る。金沢の豊かな山海の恵みを季節の移ろいとともに感じられるよう、料理の中には必ず「はしり」と「旬」、「名残」がとりいれられている。1.冬の金沢といえば蟹。ずわい蟹も『つば甚』らしいあしらいが。2.籠漁によって獲られた「甘海老」は、長いひげが残ったまま。その他の刺身は「鰤、平目」。3.鍔の蒔絵がまだ眩しい新しい塗椀は、「甘鯛の撫蒸し椀」を瑞々しく引き立てている。4.釜の蓋を開けた瞬間に歓声があがる「蟹御飯」。※お料理は季節ごとに変更になります。芸妓さんと向かい合わせになり「どんどん、つくつく、どん」と、たたき方を教えてもらいながら、「かいなかいな」や「百万石音頭」に合わせて、お座敷太鼓を満喫。見事な輪島塗の椀で供される加賀郷土料理「治部煮」。123415

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