Dentalism No.6
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 今回、探訪するのは、自宅と診療スペースが同居している歯科医院、『岸田歯科診療所』と『ゆりの木歯科・矯正歯科クリニック』。 両物件を手がけたのは「人に優しい建築」をコンセプトに、世界にただ一つの個性あふれる建築を、クライアントの立場で設計デザインするプロスタイルデザイン株式会社だ。常盤台にヘッドオフィスを、南青山と自由が丘にショールームを構え、個人住宅から集合住宅、各種店舗や医院、商業ビルまで幅広く手がけている。 担当した孫野貴雄氏によれば、どちらの物件も、土地の形状が複雑で、極めて限られたスペースだったため、必要な設備を機能的に配置することに苦心したというが、同社の豊かな経験と工夫により、患者にとっても、医院にとっても、心地の良い空間が実現した。プロスタイルデザイン株式会社代表・古賀信寛本社・東京都板橋区常盤台1-12-5 203-5914-3656(代) http://www.prostyle-design.com/index.shtml社内にプロデューサー、設計者、インテリアコーディネーターをかかえ、プロジェクトごとにチームを組み、建築デザインから、施工ビルダーの選定、資金・事業計画、アフターサービスまでを一貫してプロデュースしている。岸田歯科診療所[東京都・目黒区/院長・岸田昭彦]外観は、狭い間口でもアイキャッチとなるようエッジを効かせたロイヤルブルー。3面道路の立地を活かし開放的な診療スペースを実現。アプローチをゆるやかなスロープにし外と内を同じレベルでつなげる事により、限られたスペースでも狭さを感じさせない開放的な空間となった。ゆりの木歯科・矯正歯科クリニック[東京都・練馬区/院長・小山和泉]本院とは別に、自宅1階に構えた分院。不規則形の狭小スペースにセファロやユニットを無駄なく配置。受付カウンターやソファ、待合スペースに取り入れられたR壁は、視覚的にも優しい印象。矯正治療のためには、セファロ付レントゲンが必須であったため、セファロ位置を決めてから各部をレイアウト。ユニットを特注し、患者が寝た状態でも回転する機能を持たせたことにより、診療スペースを小さくすることが可能に。歯科医院 ×建築探訪困難な条件から生まれた快適性。

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